根回しをする力とは

11月 19, 2015 · Posted in · Comment 

社内政治とは、簡単に言うと「自分の部下や同じ部署ではない人間にもうまく仕事をしてもらえるよう、円滑に仕事を行えるように根回しをする力」です。例えば、広報室に自分の部署の宣伝を大々的にやってもらう・システム開発部に期限に合わせて開発を行ってもらう・データを他の部署にもらう・プレゼンに必要な資料を用意してもらう、といったことも入ります。ある意味、昔ながらの泥臭い人間関係の構築になるかとも思いがちですが、人間関係の基本はギブアンドテイクです。自分が何か頼まれた時、ここぞとばかりにギブを行うチャンスといえます。社内の人間は競争相手かもしれませんが、基本的には同じ目標に向かって邁進を共に行う仲間です。人間意気に感じるという言葉があるように、予想以上に手助けをしてもらった時は、必ず恩に感じるものではないでしょうか。そして、情けは人のためならずという言葉があるように、それは必ず自分にも返ってきます。また、社内で様々な会合に出席したりイベントで目立つといったことで顔を広げておくことは、いざというときに助けてもらったりしやすい上に、何かあった時に頼まれやすくもなるのです。それは、チャンスと捉えられます。ただし、気をつけておくべきことは社内政治が派閥にならないようにすることです。仲良しグループだけでは、組織は硬直しいい結果は生まれません。いつも同じメンバーで仕事をし、マンネリ・利権の独占になることも考えられます。派閥を作るというのではなく、他人をどんどん巻き込める力を作る。それが、より良い社内政治の形でしょう。

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